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もっとやっかいな長女の話

うちには、もっともっとやっかいな長女がいる。

今年中3、高校受験の年齢。

とにかく不思議な長女

 

まだ赤ちゃんのおすわり期の頃、

3個セットの人形を持ちあげては落としてを繰り返して泣いていた。

歩けず言葉も話せずという時期だったので、どうして泣くのか、違う人形が欲しいのかあそんでほしいのか、と思って抱っこしようとしたり、あやしたりしていたけど、まったく泣きやまず、抱っこは泣き叫び、私が人形を持つとはたき落としてきた。

 

私もイライラしてきて放っておいたら、しばらくして「んー、んー!」と呼ぶ声。

人形を3個持ち上げている。

やっぱり人形遊びの相手がして欲しいのかと思い、イライラのまま寄っていったら、人形を持った長女もイライラ。「んー!」を繰り返す。

そのとき夫が「3つ一度に持てたのが嬉しいんだよ」と言った。初めて意味がわかった・・

単に持ちたかっただけだった。

私の感覚だと人形は人形あそびのためのものだと思うけれど、長女にとっては違った。

そして「2つの手で3つ持ちたい」という欲求は、私と人形あそびしたり抱っこされたりするよりも強かった。夫がわかったときの長女の安心した得意気な表情。忘れられない。

 

・ 幼児のときに電車広告のスペイン語?の文字を教えてくれといわれて「わからないから教えてあげられない」と答えたら社内で泣き叫ぶ。中3の今でも、くそややこしい質問に「わからない」と答えると涙ぐむ。

・小学生のときの愛読書は広辞苑。手提げに入れて通学していた。

・部屋はぐちゃぐちゃ文字は汚い。

・一番苦手なことは給食の配膳係。

・音感が強く、3部パート位なら楽譜に起こせるし、新しいパートもつくれるようだけれど、合唱祭練習のようなずれた音も混じる状況はイライラの連続でふとしたことで泣いてばかり。雑音が多いところ苦しいらしく勝手に違うところに行ってしまう。

 

たぶん、今よくあるグレーゾーンという子だと思う。

成績はむちゃくちゃ良いけれど、ずっと「他の人とのコミュニケーションに慣れよう」というのが目標だった。

 

周りの人が怖いらしい。

別にいじめられているわけではない。友達は少ないが、男女問わずおっとりした子とポツポツ携帯メールをやりとりしたり、行事や休日遊びをたま~に楽しんでいる。

 

しかし嘲笑されたり、ばかにされたりすることが怖くて仕方ないそうだ。

そうだろうと思う。嬉しいことやがんばっていることが他の人と違っているのでわかってもらえない。母親の私でもわからないし、わかってあげられないということがつらい。

 

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そんな長女が受験生になった。

塾には行かずにずっとすごしてきたが、さすがに中3になって親子で悩み始めた。

どうしよう。

なんせ体育以外はずっと通信簿が5なので、選択肢が多い。

長女のような宇宙人系が多い学校に入れば、不思議ちゃんの長女が浮くことなく、周りの目が怖くなくなるのではないかという期待もある。

 

でもそれはどこ。

そして、どうやって受験勉強すればいいのだろう。